外資系企業に入ってフルボッコにされた話

外資系企業に入ってフルボッコにされた話
悩める人

外資系企業ってロジカルに詰められるんでしょ?

実力主義だから、実力示せないと生きづらくないかな?

外資系企業と聞くと、こんなことを想像しないでしょうか?

 

私は実際に日系メーカーの情報子会社から、外資系IT企業に転職しました。

転職して初めの3カ月は、何も実力が示せず、毎日のように理詰めをされ、胃が痛かったです・・・

日系と外資系の違い

今、振り返ってみると、もっとやり方はあったかな、と思います。

 

実際に、最近のSAP業界では外資系の方が給料が良く、外資系に転職する方も増えてきました。

そんな方たちを見ていると、「私のようにならないで・・・」と思うのです。

 

この記事では、外資系に転職する方に向けて、事前にどんな対策ができるか、入ってからどんな心構えで仕事をしたらいいかをお話ししていきます。

外資系企業ってどんなところ?

外資系企業と一口に言っても、いろんな会社があります。

例えば、SAP業界で言うと、このような企業があります。

SAP業界の外資系企業
  • SAPジャパン
  • アクセンチュア
  • 日本IBM
  • PwC
  • デロイトトーマツコンサルティング
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング
  • KPMG
  • 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
  • キャップジェミニ

 

外資系企業というと、このような特徴であると言われることが多いです。

外資系企業の特徴
  • 年収が高い
  • 効率重視
  • 実力主義・成果主義
  • 昇進には英語力が必要
  • 人間関係がドライ
  • 福利厚生が充実していない
  • 変化が激しい・スピード感がある
  • 引き抜き・ヘッドハンティングが多い

実力主義で、年収をどんどん上げていきたい人は、向いていると言えます。

私の周りにも、20代でマネージャになって、年収1,000万円超えをしている優秀な人もいます。

 

「20代で1,000万円、夢があるなぁ」

そう思いますが、実際にぬくぬくと過ごしてきた日系企業から転職すると、あまりのギャップに精神を病む人もいます。

脅しではなく、私も理詰めでフルボッコにされましたし、中途採用で入ってきて、心が折れた人を何人も見てきました。

では次に、実際に私が体験したフルボッコの内容をお話ししていきます。

 

恐怖!フルボッコ体験

フルボッコした側も悪いとは思いますが、フルボッコされた側の私もポンコツっぷりが凄かったので、それだけは初めにお伝えしておきます。

当時の私のスペックはこんな感じです。

フルボッコされた私のスペック
  • 社会人5年目
  • SAPあんまり分からない
  • 給料上がって、ちょっと浮足立ってる状態
  • キャッチアップに必死さがない(まぁ何とかなるでしょマインド)

これだけ見ると「お前が悪いやろ」って感じです。

 

プロジェクトのチーム編成はこんな感じで、私は領域リードDにフルボッコされてました。

フルボッコ時の体制

何がいけなかったかと言うと、いっぱいあるんですが、この3つでフルボッコにされました。

  • SAP知らない
  • 資料がまともに書けない
  • 書いた資料をストーリー立てて説明できない

SAP知らない

元々、SAPのBasisをやっていたのですが、アプリをやりたくて転職しました。

このことを領域リードDは知らず、「SAPできるって言って入ってきたんだよね?いったい何ができるの?勉強しにきたんじゃないんだよ?」と激詰めです。(泣)

今となっては領域リードDの気持ちが分かりますが、何もGiveできない中途社員なんて使い物にならないですからね。

 

資料がまともに書けない

中途入社時研修で、パワーポイントの書き方を習いましたが、日系企業ではパワーポイントの書き方なんて習ったことなく、これまでオリジナルスタイルで作ってきました。

日系のオリジナルスタイルなレベルなので、「この資料で何が言いたいの?どこが論点なの?」と激詰めされました(泣)

日系のときだと資料で詰められることなかったのに・・・

テンパるしかなかったです・・・

 

書いた資料をストーリー立てて説明できない

また、書いた資料がクライアントに向けて落とし込めるようになっていないので、「この資料説明してみて」と言われ手説明すると、「で?何が言いたいの?」と激詰めされました(泣)

最終的には「いいよ、オレが作るよ」と言われ、タスクがなくなりました。

 

バリューが発揮できず負のループに

「明るさとコミュニケーション能力があれば、何とかなるでしょ!」と超楽観視してましたが、プロジェクトアサインされて早々、全くの役立たずだということが突き付けられました。。。

何の役にも立てなくて、不甲斐ないし、自信もなくなるし、何をしていけばいいか考えるだけで胃が痛かったです。

3カ月はこの状況が続き、毎日出社するのがイヤでイヤで仕方ありませんでした。(泣)

 

どうやって挽回したの?

でもこの状況は、3カ月過ぎるころには解消されていました。

やっていったことは、この3つです。

フルボッコを解消するためにやったこと
  • 何事もメモを取る
  • 分からないことは、時間を取って質問
  • 小さいタスクをこなす

入社当初は「SAPを知らないことを悟られたくない。」という気持ちが多少なりともありました。(だって即戦力に見られたかったから!)

ただそんなことはすぐに化けの皮が剝がれるので、カッコつける方がダサいです。

 

  • とりあえずメモを取る。
  • 分からないことを整理して、どこまで分かって、どこから分からないかを明確にする。
  • 小さいこと(議事録作成、スケジュール調整、資料の1ページ作成を担当など)をやっていく。

役に立たないなりに、キャッチアップする気持ちを見せること、小さいことでも積み重ねていくことをしました。

こうすることで、少しずつタスクが振られるようになり、プロジェクトの一員になれたような気がします。

 

フルボッコされないように、もう少しやり方はあった?

今振り返れば、スキル面・マインド面の両方で、フルボッコにされない準備ができたと思います。

私のように低スペックなくせに、楽観的な方は珍しいと思いますが、転職先で求められるレベルが高ければ、フルボッコに合う可能性もあります。

次の章から、私のようにフルボッコにされないように、対策をお伝えしていきます。

 

転職する前に読んでおいた方がいい本は?

この3冊を転職前に読んでおいたら、フルボッコにされずに済んだのかな、と思う本があります。

それが、こちらの本です。

転職前に読んでおきたい本
  1. コンサル一年目が学ぶこと
  2. 外資系コンサルのスライド作成術
  3. 1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

コンサル一年目が学ぶこと

「コンサル1年目?すでに中堅だわ!」と思う方もいるでしょう。

しかし、日系の中堅と、外資の中堅は、全く別と考えた方が良いです。

新卒から外資系で、実力主義の中、周りに揉まれながら育った中堅と、日系でぬくぬくと育った中堅では、レベルが違います。

(2~5年目の若手でも同じことが言えます。)

 

外資に転職する際は、プライドを捨て、一からやり直すくらいの気持ちで入るのがベストです。

一からやり直すために最適なのが、この「コンサル一年目が学ぶこと」です。

created by Rinker
¥1,650 (2021/06/13 10:01:41時点 楽天市場調べ-詳細)

 

「コンサル一年目が学ぶこと」は、今ならKindle Unlimitedでも読めます。

月980円なので、実際に買うよりも安く読めますし、無料体験期間もついているので、おすすめです。

>>Kindle unlimited に30日間 無料登録してみる

外資系コンサルのスライド作成術

あなたは、会社からパワーポイントの作り方を習ったことはありますか?

私は日系企業時代に、パワーポイントの作り方など、教えてもらったことはありません。

すべてオリジナルで、社員一人一人が自由に分かりやすいように作っていました。

多くの会社では、一人一人がオリジナルスタイルで作っているところが多いのではないでしょうか?

 

実は外資系企業に行くと、どこの会社でもパワーポイントの書き方を習います。

特に我々SAPコンサルは、企画・要件定義フェーズで、パワーポイントの資料を成果物としています。

そのため、パワーポイントで「何を伝えたいか」ということを会社全体で質を担保するために、パワーポイントの書き方を統一しています。

 

初め、日系企業から中途入社した人は、必ずパワーポイント作りでつまづきます。

「パワーポイントでしょ。文字と図を並べるだけでしょ。」と考えていたら、大怪我をします。フルボッコにされます。

大怪我しないために、おすすめなのが、「外資系コンサルのスライド作成術」です。

これまでオリジナルスタイルで作ってきたパワーポイントの書き方を、入社前に学ぶことで、資料作成に関しては、フルボッコにされずに済みます。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

外資系企業の人は、効率的に仕事を進める人が多いです。

日系企業時代では、うだうだと「何話したいねん」みたいな人もいましたが、外資系企業では端的に話をする人が多いように感じます。

 

実際に私が一番苦労したのは、この点です。

ぬくぬくと日系企業で仕事をしてきた5年間で、「自分の話したいことを、話したい順番に話すという癖」がついていたのです。

日系企業だと聞いてくれる相手もゆっくりと対応してくれますが、外資系企業では「で?何が言いたいの?」と激詰めされます。

 

話が伝わらない -> 詰められる -> テンパる -> さらに詰められる

という負のループで、ツライ思いしかしません。

そこでおすすめなのが、こちらの「1分で話せ」です。

この本では、「伝え方の型」に加え、「話すメンタル」の部分にも書かれていて、外資系企業に臨む方にとって、ベストな本です。

 

転職するときのポジションは?

転職するときのポジションにも注意が必要です。

最近では、どこの会社でもSAPコンサルが不足しているので、少しでも良い条件を出そうと各社競っています。

そのため、アナリストの実力しかないのに、シニアコンサルで入る

シニアコンサルの実力しかないのに、マネージャで入る

ということが起きています。

 

実際に私も、アナリストの実力しかないのに、シニアコンサルで入社をしました。(だって給料良かったから)

でも入ってから、同じシニアコンサルの人ほどバリューを出せない、アナリストにも劣っている、という状況になり、上司からは「とくさんは何ができるの?」と毎日のように詰められました。

特にアナリストの方よりも、給料をもらっているので、「あいつ何もできないのに、何でシニアコンサルなんだ?」という視線は痛かったです。

 

そのため、おすすめなのが「実力相応のポジションで入る」ということです。

SAPコンサルが不足していて、各社人材がほしいので、1つ上のポジションでオファーを出す会社が多いです。

そのため、給料につられて入社して、入社してからツラい目に合う人が後を絶ちません。(私もお金に目がくらみました)

 

実際にSNSでも、不幸を呼ぶ、負の側面があるというコメントがあります。

給料は、入ってから実力を示した後でも良いと思います。

本当に実力があれば、1年で昇進できます。

「給料を取ってツライ思いをするかもしれない」を取るか、「実力相応で入って、1年後に昇進を目指す」かは、入った当初の給料に影響するので、あなたの選択次第ですが、個人的には実力相応で入っておくことをおすすめします。

 

入社してからの心構えは?

まず大事なのは「あなたは何ができるか」を示すことです。

「あなたは何ができるか」と聞かれると、ドキッとしますが、小さなことで構いません。

  • 議事録を取る
  • 会議の調整をする
  • 資料作成の1ページを担当する

初めは何でも構いません。

 

中途入社でありがちなのが、「自分はできる!」というプライドがあることです。

確かに中途入社なので、即戦力として期待され、入ってきています。

ですが、入ったばっかりの会社で、しかも入ったばっかりの案件で、すぐにバリューが出せるなんて人はほとんどいません。

すでにいる社員でも、新しい案件に入ったばっかりのときは、キャッチアップで精一杯です。

それなのに、「オレは何でもできる!」とプライドばかりが先行してしまっては、周りから「あいつ何やねん。めっちゃ偉そうやな」とフルボッコの対象にされかねません。

 

自信があるのは大事ですが、もっと大事なことはあなたは何ができるかということを実際に「行動で示すこと」です。

最初はどんなに小さなことでもいいので、コツコツとできることをしていき、並行で会社のこと・プロジェクトのことをキャッチアップしていけば、3カ月後には「バリューがあるね」と認めてもらえることでしょう。

小さなできるを積み重ねる

まとめ:一から始める気持ちが大事

日系企業と外資系企業では、文化が大きく違います。

「これまで日系企業で活躍してきた!」というプライドは、一度捨てて、新たにチャレンジする気持ちで臨む方が、スムーズに入れます。

 

私は

  • 給料上がってラッキー!
  • 大きいことやってやる!
  • コミュニケーション能力あれば大丈夫でしょ!

こんな気持ちで入社しました。

案の定、何のバリューも出せず、最初の3カ月はフルボッコ状態で、毎日胃が痛かったです。

これから外資系企業に入られる方は、私と同じツライ思いをしないように、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。

関連記事(一部広告含む)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

とく
製造業界、素材産業にて、SAP ERPの導入・保守を経験。会社の情報システム部門→外資系コンサル会社→育休→独立(フリーランス)。 SAP導入プロジェクトの仕事をする傍ら、SAPに関する情報をブログで発信。