品目マスタの登録・変更は通常、T-code: MM01(登録)、MM02(変更)を使用します。
この場合、登録・変更した時点で品目マスタが有効になります。
しかし、クライアントの要件として「将来日付で品目マスタを有効にしたい」ということがあります。
例えば、2022/1/1 時点で品目マスタの設定値を変えたいなど。
また、「品目マスタの設定変更履歴を取りたい」という要件もあります。
例えば、2022/1/1時点の設定と、2021/10/1時点の設定を見比べてみたいなど。
この2つの要件を満たせるのが「変更番号を使用した品目マスタの登録・変更」です。
変更番号を使用する場合、通常の品目マスタの登録・変更(T-code: MM01, MM02)とは異なりますので、この記事で詳しく解説していきます。
また変更マスタについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、こちらも合わせて読んでみてください。
使用するトランザクションコード
変更番号を使用する場合、以下のトランザクションコードを使用します。
- MM11(登録)
- MM12(変更)
- MM13(登録・変更の有効化)
- CL20N(分類ビューの登録・変更)
詳しくはこれから解説していきますが、トランザクションコードの使い分けをまとめた表がこちらです。
MM11(登録)
予めT-code: CC01(変更番号登録)で登録しておいた変更番号をセットし、品目マスタの登録をしていきます。
登録方法は通常のT-code: MM01 と変わりませんが、分類ビューのみMM11 には存在しません。
MM12(変更)
使用方法はT-code: MM11(登録)と同様です。
MM12の場合、すでに登録されてある品目マスタを入力し、設定値の変更をしていきます。
こちらも分類ビューのみ存在せず、分類ビュー以外のビューの変更のみ可能です。
MM13(登録・変更の有効化)
MM13(登録・変更の有効化)は、通常のMM01, MM02とは異なるポイントの1つです。
MM11, MM12で将来日付時点の品目マスタ登録・変更をした後、有効開始日当日にMM13を実行する必要があります。
※マニュアルでの実行も可能ですが、忘れないようにジョブを組んでおくことをおススメします。
CL20N(分類ビューの登録・変更)
CL20N(分類ビューの登録・変更)は、通常のMM01, MM02とは異なる2つ目のポイントです。
分類ビューのみT-code: CL20Nを使用します。
注意すべき点は、MM11, MM12には分類ビューは含まれていません。
そのため、分類ビューとそれ以外のビューは、トランザクションコード別々で設定する必要があります。
CL20Nで変更した分類ビューは、MM13(有効化)を使用しなくても、有効開始日当日になれば、有効化されます。
また、MM11(登録)を使用して、将来日付で新規品目マスタを登録しようとした場合、有効になるまでCL20Nで分類ビューの登録ができません。
理由はテーブル:MARAにまだ品目マスタとして登録されていないためです。
そのため、有効になった後にMM01で分類ビューを拡張し、登録する必要があります。
サマリ
変更番号を使用し、将来日付で品目マスタの登録・変更をする場合、以下のトランザクションコードを使用します。
- MM11(登録)
- MM12(変更)
- MM13(登録・変更の有効化)
- CL20N(分類ビューの登録・変更)
使い方をまとめると、以下の図のようになります。
MM01, MM02のように登録・変更を即時有効にせず、月初に有効開始にしたいなどの要件は会社によってはあります。
その場合、MM11, MM12, MM13, CL20N を使用し、将来日付で品目マスタの登録・変更を実施することができます。







