採用面接が転職活動の一番の肝となるポイントです。
採用面接の時間は平均30分くらいです。
いかに短い時間で自分をアピールできるかが大事です。
面接はフリートークと思われがちですが、ある程度事前に準備ができるものもあります。
この記事では、SAPコンサルの採用面接に特化した面接対策について解説していきます。
面接の時間配分
面接の時間配分は、だいたいこんな感じです。
経過時間 | 内容 | 所要時間 |
00:00 – 00:03 | 面接官の自己紹介 | 3分 |
00:03 – 00:06 | あなたの自己紹介 | 3分 |
00:06 – 00:21 | QA(職務経歴書ベース) | 15分 |
00:21 – 00:26 | 条件すり合わせ | 5分 |
00:26 – 00:30 | 最終QA | 4分 |
- 前半20分で、あなたのスキル・経験の深堀りがされます。
- 後半10分は、条件面のすり合わせ・最終確認があります。
事前準備できるポイント
面接前に事前準備できるポイントは、「あなたの自己紹介」です。
たまに自己紹介で、あなたのこれまでの経歴を長々と武勇伝のごとく話す人がいますが、逆にマイナスイメージです。
端的にポイントを押さえた自己紹介をすることで、コンサルとしての人あたりの良さもアピールできます。
では、どのようなポイントを踏まえて、自己紹介すべきなんでしょうか?
こちらのポイントをキュッとまとめて話すようにしましょう。
- 名前
- 会社名
- SAP歴
- 経験モジュール
- 経験ポジション
- 経験プロジェクト数と業界
- 志望動機(簡易バージョン)
超シンプルですよね。
でもこれだけで、あなたのSAPコンサルとしての経歴の骨格が分かってきそうですよね。
イメージとしては、こんな感じです。
○○会社所属の山田太郎です。 私は、新卒で入社以来、10年間SAPをやってきました。
メインのモジュールはPPで、SD・MM・QM・COも分かります。 直近のプロジェクトでは、PPリードを務めていました。
これまでに4プロジェクト経験しており、素材業界・医薬業界へSAPを導入してきました。
御社では、他業界・グローバルへのSAP導入プロジェクトに携わり、さらにスキルアップをし、活躍していけたらと思っております。
本日はよろしくお願いいたします。
面接官もSAPのプロなので、ポイントさえ伝えれば、そこからQAタイムであなたの経歴・スキルを深堀できます。
たくさん話してアピールしたい気持ちは分かりますが、そこはグッと抑えて、次のQAタイムで面接官と会話しつつ、アピールしていきましょう。
QAタイムのポイント
QAタイムは基本的に「職務経歴書」の内容や、これまでに話した内容をベースにあなたのスキル・経験を深堀りしていきます。
QAタイムは基本的には会話です。 リラックスしていきましょう!
と言いたいところですが、あなたの経験してきたことはスムーズに回答できるように心構えておきましょう。
では具体的にどういったことを聞かれるのでしょうか?
- どういうプロジェクトだったか(スコープ・体制・規模)
- 大変だったことと、それをどう乗り越えたか
- 働くときに心がけていること
- リモートワークでどういったことに気をつけて働いているか
- 想定しているキャリアパス
- 転職先でやりたいこと
面接官は、あなたがクライアントフェイシングをやるときに、どんな感じなのかを面接中に見ています。
クライアントとの会議でも事前に資料や検討することを事前に準備しますよね? それと同じです。
準備をしておくことで、普段のあなたらしさが見えるので、業務に忙しいとは思いますが、100%の状態で面接に臨めるようにしておきましょう。
条件すり合わせ
QAが終わると、条件のすり合わせに入ります。
- 給与
- 働く場所
- 入社予定日
この3つを確認します。
給与は、だいたいの目安で提示されるか、提示しない会社もあります。
実際に確定するのは、内定が出た後の条件交渉時です。
重要なのは、働く場所と入社予定日です。
働く場所は、希望通りで合っているか。 出張や地方常駐はどれくらいアリなのかを確認されます。
無理なら無理と、ここは正直に答えておきましょう。
入社予定日は、あなたの退職できそうな月日との兼ね合いです。
目安では、2~4カ月後にするのが平均的ですが、
プロジェクトの引継ぎが厳しそうなのであれば、正直に答えておきましょう。
面接時に伝えた入社予定日と大幅にズレることが、一番迷惑がかかります。
最終QA
ここでは、面接官から「最後に聞きたいことはありますか?」と聞かれるので、面接で不明なところがあった場合は、質問しましょう。
なければ「ないです」と答えればいいですし、クイックに最終自己アピールをしても構いません。
サマリ
採用面接は30分と非常に短いです。 たった30分であなたの魅力をすべて伝えられるわけではありません。
しかし、事前に準備をしておくことで、密度の濃いアピールをすることができます。
後悔のないよう準備をし、面接に臨みましょう!